さてさて

生きてると年をとるんです

朝から そして夜も暑い

何年か前 今年のように朝から夜まで暑い日のある深夜の出来事


いつまでも暑いので、当然ながら窓は網戸


エアコンを夜中までつける発想など持たない、やや北国在住の私


休むベッドは窓際にあり、体を起こせば外がすぐ見える位置にねていた


しかし、寝苦しい


何回寝返り打っても眠れない


時間だけが過ぎていった


ふと 気づく


何か聞こえる 何だ?


ピタッ ピタッ ピタッ


足音みたい?


え、どこから?


どうやら外だ、家の外から聞こえてくる。


でも…外は道路だし、向かいは空き地

空き地は土だから、足音は聞こえるわけない


と、いうことは やっぱり道路だろう


あのピタッピタッは裸足の足音だ


こんな深夜に裸足で誰が歩いているのか、ふとだれだか見てみたくなった私は、窓から下を覗いてみた


街灯の灯りに浮かび上がって見えたのは、長い髪の女性だったと思う…多分


だらーんとした服で 1人だった


近所の誰でもないことと、何も持っていない様子を確かめ、何故か見るのを止めた。


変だよ…


一人でこんなところに、深夜に裸足でいるなんて…


今でも寝苦しい夏の夜に思い出します


あの人は…何だったのだろう…と

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