先月は…もの思うこと多く
先月半ば近くまでお盆の月だと気づきませんでした。
うっかりではなく、諸事繁多だからで、まだまだ多忙です。
あんまり実りの無い忙しさばかりなのが、残念ですが…
お盆ついでに思い出したのは、8月が命日にあたる近親者が二人いたということです。
一人は、5才で、もう一人は92才で亡くなりました
随分長さの違う人世を生きた二人でしたが、幼くして亡くなった人がかならずしも不幸とは言えない
少なくとも、生まれてから無くなるまでの間、両親から全力で愛された生だったと、私は知っています。
もちろん、長く生きて 沢山の時間を、この世で過ごした人生には叶わないと言う人もいるでしょう。
でも…それは、喜怒哀楽が適度に散りばめられた時間をすごした場で
人の人生、まさに 千差万別
生まれてから無くなるまでの時間のほとんどを、理不尽な我慢と、どうにもなら無い不運を抱えたまま生きた、そんな人もいるのです。
その人に与えられたのは、92年という寿命だけでした。
両親をはじめ、親族や他の人から受けた愛情を全部足しても、五才で亡くなった人には、到底叶わない
そういう運の無い人生でした。
たまたまですが、人生の長さだけでもない、という話です。
92才の人が亡くなった日は、物凄く暑い日でした
不思議なことに、とても暑い夏の日 ほとんど思い出しません。
多分、思い出したくないのでしょう。
私の中のわたしが
ささやかな父親の人生を
極楽に咲く花 蓮 (はす)