梅雨明け前
自転車で出掛け、忘れ物に気づき戻った私が見たものは
出かけた後留守を確認して我が家の庭に侵入→水道蛇口全開の大音量で、堂々とバケツに水を汲みまくる工事業者たち
余りのことに足がすくんだ私は、『止めろ!』と、叫んだ隣の敷地にいた別の業者の声で、我に返った
『何してるの!』
しかし、無断侵入し水を我が物顔で汲んだ男は平然とゆっくり出ていった 謝りもせずたっぷり水で満たされたバケツを、両手に下げて
何度も鮮やかに思い出す…汚水の中の獣みたいな男たちの顔を
大量の土も水も、盗まれるほうが悪いと言わんばかりの傲慢な態度
あの連中はその後、どんな人生を生きたのか…何故か今日は思い出す
30年以上前のことだ