さてさて

生きてると年をとるんです

一人暮らしのおばあさん

新聞、テレビでは、千葉県や東京などで強風が吹き、台風の被害に追い討ちをかけているとか…


特に高齢世帯や、一人暮らしの高齢者は、難儀を強いられてるとか…重ね重ねお気の毒で、言葉もありません。


またも古い話になりますが、


私が子供の頃、住まい区域の中に一人暮らしのおばあさんが、三人いたのを覚えています。


我が家を初め、貸家暮らしが多かった中で、その三人はそれぞれ持ち家に住んでいました。


今では珍しい木塀に引き戸付きの多分立派な家に、それぞれ二人。


もう一人はもっと立派なお屋敷に住んでいました。


このお屋敷婆さんが、一番意地悪でした。


子供だから凄い年寄りに見えたのかもしれず、実際は今で言う中年くらいの年齢かも知れないと思ったりします。


どっちにしてもおばあさん方は、生活に困ってはいなかったようです。


強いて言うなら、お屋敷婆さんが一番ケチで、欲深でした。


『世が世なら……』が、口癖


そのわりにお金を出して買い物をしたり、用を足すのを嫌う人でした。


今の若い人には理解しがたいでしょうが、家柄が良い?のを鼻にかけ、それだけで世渡りができると本気で思い込む人が、道のまん中を歩けた時代でした。


一人暮らしでも安心して暮らせたのです。


のどかでしたね。



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