欲深き人
少しずつ、秋の夜長になってきました。
風の吹く夏の夜とはまた違った趣で、静かに過ぎる秋の長夜もまた、大好きです。
時に長すぎるくらい長い時間を、自分の為だけに使えるのは贅沢
まぁ…そうでも思わないと
粗末な人生が悲しい…かな
一人で過ごせる時間があるのは幸せ…それは本当です。
だけど…もっと違う、賑やかで、華やかで、心踊る時間も
あったら良かったな…
ああだったらなぁ
こうだったらなぁ
いくらでも夢を見るのは自由です
悲しいくらい、見放題
数えきれないほど見る夢は、いつも同じところで足踏み
決して、現実生活と繋がったりはしない
分かっていても、やはり夢を見る
自分が主役の物語は、いつまでも終わらない。
本当に、ささやかな楽しみです。
秋の夜長を過ごす私は、とても欲張り
『いつまでも 主役のままで
日を重ね』
要するに、元手いらずの時間潰し
けっこう楽しいです。