初めて読んだ本
タイトルを書いてふと考えました。
(なんだったかな…)
記憶にあるのは、風の又三郎ですが…
それを読んだ、というか読めるようになったのは中学生頃だったと覚えています。
その本はずっと前から我が家にありました。
母親の持ち物だそうです。
表紙さえ無い文字だけの文庫本…小さな子供の興味は惹きません。
で、長らく打ち捨てられていたのを中学生の私が手に取ったのは、夏休み読書感想文を、書くため。
他の人より少し大人びた作品?で、書いてみようかな…が、読んだ理由でした。
大人びたかどうかはさておき、当時の私には理解しがたい内容で、文字は読めても意味がわからず
結局感想文は、違う本で済ませました。
後々…宮沢賢治作品をいくつか読んだりしましたが、私には難しい、理解しがたい世界でした。
どうしても共感出来無い部分があちらこちらで…参りました。
作品ではありませんが、ひとつ心底共感したエピソードがあります。
宮沢賢治は、教員として奉職していた折、給料日には決まって食べていたものがあるとか
天ぷらそばを食べサイダーを飲む
これが楽しみで贅沢だったとか
ふと思い出したので、別に何かの日ではありませんが、
三ツ矢サイダーを飲みました。
会ったことなど無いのに、宮沢賢治の薫りがしたような…
少し幸せな時間でした。