お元気ですか…先生
どうしようもなく…心揺らぐ時
思い出す人です。
二十歳くらいまでは、幼くして亡くなった兄を想いだし、自分を支える拠り所にしてきましたが、
どうにも…傍にいる感じがしなくなった30代過ぎ、久しぶりに電話で話したのをきっかけで
子供時代に親交のあった先生を、思い出しては、力に変えています
多分先生は、亡くなられていると思います。
最後に会ったのは…もう、40年近く前だし、すでに入院していました。
その後何度も入退院を繰り返し、
退院後の寸暇に電話で話したのが、最後の会話になりました。
その電話で焼き付くような言葉を頂きました。
表現は強烈ですが、悪い言葉ではありません。
それ以後、今日に至るまで、揺らぐ愚かな私を、
最後には引き戻してくれる
人間の本性を示した言葉です。
親さえ、教えてくれなかった。
その数年後、また入院したと風の便りに聞き、思いきってお見舞いにいきましたが
面会謝絶でした。
意識もなく、もうこれ以上の治療もなく、ただ…
それ以降、決定的な事実を知るのが怖くもあり…
未だに知りません。
付かず離れず、いるような気持ちでいたいのです。
特に優しかったわけではありませんが、思い返せば
先生は、本音で話す人でした。
言行一致の人でした。
先生はプロテスタント教会の
女性牧師
最期は御一人でした。